中日ドラゴンズで外野手として活躍し、監督も務めた中利夫氏が2023年10月10日、誤嚥性肺炎のため名古屋市内の病院で逝去されました。
中氏は前橋市出身、前橋高から1955年に中日ドラゴンズへ入団。168センチと小柄ながらも俊足巧打の外野手として活躍しました。通算81三塁打は歴代6位でセ・リーグ記録。守備範囲も広く、63年と65年に記録した外野手によるシーズン350刺殺もセ・リーグ記録となっています。
60年に50盗塁で盗塁王、67年には打率3割4分3厘で首位打者のタイトルを獲得しました。故・髙木守道氏と組んだ1、2番コンビは多くのファンを魅了しました。
72年に現役を引退し、プロ18年の通算成績は1877試合で通算打率2割7分7里、1820安打、347盗塁。ベストナインに5度(60年、65年~67年、70年)選ばれました。
78年から3年間、監督としてチームを指揮しました。後年はドラゴンズのOB会長も務めました。
中利夫氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。