谷繁元信選手が5月6日のスワローズ戦で2000本安打を達成しました。
残り2本で迎えたヤクルト戦、8番・捕手でスタメン出場した谷繁選手、3回表の第1打席は三振に倒れたものの、4回表に訪れた1死満塁のチャンスで、左翼線へ3-3の同点とするタイムリー二塁打を放ち王手をかけます。
そして6回表無死に右前打、2打席連続でヒットを放ち2000本安打を達成、一塁ベース上で宮本慎也選手と和田一浩選手から花束を受け取り、記念ボードを手にファンの声援に応えます。
プロ野球44人目、捕手では野村克也氏、古田敦也氏に続き3人目となる2000本安打達成。
また42歳4カ月は宮本慎也選手を抜いて、史上最年長での達成となりました。
谷繁選手は1988年のドラフト会議で1位指名を受けた大洋ホエールズへ入団。高卒ながら1年目から80試合に出場、プロ初安打を記録したのはルーキーイヤーの1989年4月11日、01年にFAでドラゴンズ移籍、プロ生活25年目でついに大台到達を果たしました。
:記録を達成した今の気持ちは
「打ったんだなぁ・・・という気持ちと、チームの状況が、まだ借金がありますから、そっちの方が悔しいという思いもありますね」
:打った瞬間はどんなことを思いましたか
「何か感じるかなと思ったのですが、いつもと一緒でした。先頭バッターだったので、とにかく塁に出たいと思って、その感覚だけです」
:宮本選手からも花束を受け取って
「『おめでとう』と声をかけていただいて、同級生なので、お互い残り少ない野球人生、もうちょっと頑張ろうよと話しをしました」
:スタンドへ向かってガッツポーズも
「昨日、一昨日のナゴヤドームの時から打席に入るたびにドラゴンズファンの方に応援してもらって、ものすごく気持ちが高ぶってて、その応援に少しでも応えたいなと思いました」
:スタンドからは家族が応援をしていました
「両親と下の息子がスタンドに来ていて、たまたまその息子の誕生日で、とてもいい記念になりました」
:キャッチャーとして達成したことについて
「捕手では過去に野村さんと古田さんしかいらっしゃらないので、僕が3人目だということを考えると、よくやったのではないかと思いますけど、あとは常に7番、8番を打っていて、皆さんのようにクリーンアップを打ったわけでもなく、コツコツ、コツコツやっていた積み重ねだと思います」
:今後の目標は
「毎年言っていますがとにかく優勝がしたいと思っていて、今はこのような状況ですが、最後まであきらめず、戦う姿勢を貫き通したい、そう思っています。」
:打者としての目標は
「バッターとしての目標ですか?ないです(笑)」