記録達成会見

会見に臨む山本昌

 8月4日ナゴヤドームで行われた中日―巨人戦に山本昌広投手が先発登板、1失点完投勝利で念願の200勝を達成しました!

 93、94年と2年連続で最多勝。90年代のドラゴンズ投手陣を支え、94年に沢村賞を受賞、97年には3回目となる最多勝のタイトルを獲得した。2000年代に入っても先発ローテーションの座を守り続け02年に通算150勝目を達成、06年9月16日の阪神戦では史上最年長のノーヒットノーラン。07年4月17日の阪神戦でセ・リーグ最年長完封勝利を挙げるなど着実に勝ち星を積み続けた。しかし、誰もが200勝達成を信じていた07年だったが、この年はまさかの2勝10敗に終わってしまう。

 そして08年、今季初登板となった4月2日の巨人戦に先発登板するも、右わき腹の違和感で2回途中降板、その後ファームで調整を続け、復帰登板となった5月7日の広島戦から3連勝し200勝まであと4勝とする。不運もあり約2か月「勝ち」から見放されてしまう時期もあったが、7月15日の巨人戦で197勝目を挙げると、またも連勝で200勝へ一気に王手をかけた。

 84年にドラフト5位でドラゴンズに入団、88年8月30日の広島戦でプロ初勝利を挙げてから約20年、毎年積み重ねた白星がついに「200」となった。200勝を達成した会見で山本昌広投手は「よくここまでやってこれたなと、アイクさんや高木時夫さんに早く報告がしたいです、それに今まで支えてくれた人たちにも感謝したい」と語り「まだシーズン途中、気を抜くことなく、これからも頑張っていきたい」と締めくくった。

 シーズンは折り返し点を過ぎたばかり、この先も201勝、202勝とさらに勝ち星を積み重ねていってほしいですね。ファンの皆様、今後とも応援よろしくお願いいたします。

 

山本昌200勝への軌跡

1984
中日ドラゴンズ入団
1988
初勝利(8月30日 vs 広島 ナゴヤ)
1993
最優秀勝率投手
最優秀防御率投手
最多勝利投手
1994
最多勝利投手
最優秀投手賞
沢村賞
ベストナイン
1997
最多勝利投手
最多奪三振投手
最優秀投手賞
ベストナイン
通算100勝(7月21日 vs 阪神 甲子園 史上114人目)
2002
通算150勝(9月3日 vs 横浜 静岡 史上45人目)
2006
無安打無得点試合(9月16日 vs 阪神 ナゴヤD 史上73人目)
2008
通算200勝
沢村賞を手にする山本昌

沢村賞を手にする山本昌

プロ通算100勝目を挙げた笑顔の山本昌

プロ通算100勝目を挙げた笑顔の山本昌

 
200勝達成の軌跡
200勝達成の1日
200勝達成インタビュー

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