中利夫氏が逝去

2023/10/16

中日ドラゴンズで外野手として活躍、監督も務めた中利夫氏が10月10日、誤嚥性肺炎のため名古屋市内の病院で逝去しました。

中利夫氏は前橋市出身、前橋高から1955年に中日ドラゴンズへ入団、168センチと小柄ながらも俊足巧打の外野手として活躍、通算81三塁打は歴代6位でセ・リーグ記録、守備範囲も広く1963年と1965年に記録した外野手によるシーズン350刺殺も現在セ・リーグ記録となっており、ベストナインにも5度(1960、65~67、70)選出されました。

1960年には50盗塁を決め盗塁王、1967年には3割4分3厘で首位打者のタイトルを獲得、故・髙木守道氏と組んだ1、2番コンビは多くのファンを魅了しました。
1972年に現役を引退しプロ18年の通算成績は1877試合に出場、1820安打、347盗塁、通算打率2割7分7里。
1978年から3年間、監督としてチームを指揮、後年はドラゴンズのOB会長も務めました。

中利夫氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

立浪和義監督の追悼コメント

最近はお会いしていなかったのですが、ユニホームを着る前に解説の仕事でお会いしたときには「いつもお元気ですね」と声をかけさせていただいていたので、突然のことで驚いています。
ドラゴンズの先輩というだけでなく中さんは背番号3の偉大な先輩でもあるのでとても残念です。
「3」の背番号をこれからも良い形で後輩に引き継いでもらえるように私も精進していきます。
心からご冥福をお祈りいたします。