山本昌投手引退試合

3月5日にナゴヤドームで山本昌投手の引退試合が行われました。
スターティングメンバーが発表され「先発ピッチャー山本昌」とコールされるとスタンドからは大歓声が沸き上がります。今季最初のナゴヤドームでの試合、まっさらのマウンドに立ち、詰めかけたファンの前で最後の背番号「34」をつけたユニホーム姿、そしてグラブを高々とかかげるワインドアップからの投球フォームを披露、ヤクルトの先頭打者森岡選手と対戦し三球三振にとりました。投球を終えるとナインと握手を交わし、ヤクルト真中監督から花束を受け取るとファンの声援に何度も応えながらグラウンドを後にしました。
また試合後には引退セレモニーも行われ、岩瀬仁紀投手、谷繁元信監督、鈴木孝政OB会長、自主トレを行っていた鳥取県のワールドウイングエンタープライズ・小山裕史代表から花束を受け取りました。
山本昌投手 最後のあいさつ
			本日はこのような引退試合をしていただき本当にありがとうございます。
			思えば昭和59年、中日ドラゴンズにドラフト5位で入団させていただきました。プロの厚い壁に本当に苦労しましたが、5年目にアメリカへ留学させて頂き、私の恩師に出会いました。
			そこでみっちり野球を教えていただき、帰国後やっと一人前のプロ野球選手になれたと思います。
			私の野球人生は 苦しいときに誰かが手を差し伸べてくれました。
			膝の手術をした時はもう無理かなと思いましたが、ワールドウイングの小山先生によってもう一度やり直すことができました。歴代の監督、コーチ、球団スタッフ、裏方さん、先輩たち、後輩たち、家族、友人たち、 そしてファンの皆様にいつも助けて頂きました。本当に幸せな野球人生だったと思います。
			私は昨年で引退をしましたが、野球をしっかり勉強して、いつの日かまたユニホームを着て戻ってきたいと思ってます。その時は山本昌広をご声援のほどよろしくお願いいたします。
		
 
			グラブをかかげワインドアップで投球する姿も見納めに
 
			岩瀬投手から花束を受け取る
 
			ナインから胴上げされる山本昌投手
 
			ベンチで待つ山井投手、浅尾投手らと握手を交わす
 
			ファンの前で最後のピッチングを披露
 
			投球を終え笑顔の山本昌投手
 
			引退セレモニーであいさつをする山本昌投手
 
			ファンの声援に応えながらグラウンドを一周
			山本昌投手、32年間本当にお疲れ様でした。
			数々の感動をありがとうございました。