新人選手入団発表

佐々木崇夫球団社長　挨拶

メディアのみなさん、お集まりありがとうございます。
今年のドラフト会議は10月24日に開かれました。
我が球団の選手の鑑定にかけては人後に落ちない手練のスカウト陣が予め集めておいた資料に基づきまして8名の選手と交渉権を持つことができました。
会議が終わって首脳陣のコメントを聞く機会がありました。
落合ジェネラルマネージャーは「御の字」と語ってました。
隣の谷繁兼任監督は「100％満足」と評価をしていました。
我が球団の中田スカウト部長は「点を付ければ90点だな」と言ってました。
まあプロの謙遜としてあえて10点引いたな、という感想を持った次第です。
素人の目で一見するに8名の方々、即戦力派と一定期間育成派に分かれるような気がいたします。
そこはこの後の生の動きを観察されて、兼任監督が彼らの今後の活動と育成について方針を立てるだろうと言うふうに思います。
しかしながらファンは待ってはくれません。一刻も早くこの8名の方々がグラウンド所狭しと活躍されて、スタープレーヤーとしての名を高々とこの地域に掲げてくることを期待しているはずでございます。
振り返りますと、最優秀新人、新人王の表彰制度が設けられたのは1950年です。
過去我がドラゴンズ球団からは9名の選手がこの賞をゲットしています。
しんがりは1998年の川上憲伸投手でした。従って我が球団では15年間この賞から遠ざかっているわけです。
ここは来年こそ、さあ来年こそはこの8名の中からこの賞を獲得できる選手が育ってくることを期待するわけでございます。
この8名の方と最前結んだ本契約によりますと、選手には球団が走る、投げる、打つ、捕る等々の野球の分野で特殊技能の発揮を求めてます。
このことは激しい鍛錬によって身につくものでございます。これからそのトレーニングが始まっていくわけでございます。
各選手とも渾身の力を込めて、我が野球技術の向上を目指していっていただくということになってくるわけでございます。
一層のご精進をして地域の期待に応えるべく、活躍してゆく日の近からぬことを球団として願っております。
もう一つ付け加えさせていただきます。今司会者からユニホームの刷新のお話がございました。
球団は来シーズンに向けてユニホーム等、選手のあるいは監督・コーチの装束についてリニューアルを図りました。
狙いとするところは、色合いにしろ、スタイルにしろ、昭和29年当時のものをベースにするということでございます。
ご承知のようにこの年は天知ドラゴンズでございました。
杉下投手の大活躍によってセ・リーグでは68勝利という驚異的な数字を挙げてペナントを確保しています。
さらには日本シリーズでは西鉄を降して文字通り始めて日本一の栄冠を勝ち取った年になるわけです。
従ってリニューアルのコンセプトはあの栄光よもう一度ということになります。強竜復活に向けて人身の一新を図り、新規の転換を図る、そういった意味合いのユニホーム等のリニューアルであるということになるわけでございます。
後ほど8名の若竜に身につけて、皆さん方にご覧になっていただく予定でございます。
最後にお願いです。これら8名の若竜戦士に対するペンを通じて、あるいは映像を通じて叱咤激励を送っていただき、活躍を祈っていただければ幸いでございます。
何分にもよろしくお願い申し上げましてご挨拶に代えさせて頂きます。本日はありがとうございます。