新人選手入団発表

矢野博也代表取締役社長　挨拶

おはようございます。今日は早朝より中日ドラゴンズの入団発表にお集まりいただきまして、大変ありがとうございます。
まず最初に昨日この9人全員と正式に契約が滞りなく整いましたことをご報告させていただきます。今年は本当にプロ野球が大変な年でございました。

開幕が3カ月ほど遅れ、試合数も23試合減りまして120試合ということで、すべてが新しい経験でした。無観客で始まり、制限入場ということで終わりました。非常に厳しいシーズンでした。本当に選手たちも満身創痍、疲労困憊のなかで戦いを続けてくれました。

また、ここに来ておる選手たち、プロ野球を目指してみんな頑張ってくれた訳ですけれども、大変不安な1年を過ごしたんじゃないかなと思っています。
高校生は地方大会もなくなり、それから春の選抜大会が中止になり、また続いて夏の選手権大会も中止になりました。みんな甲子園に憧れて一生懸命練習をし、厳しい、いろいろな訓練に耐えてやってきた訳ですけれども、それが全てついえました。非常につらい年を過ごしたんじゃないかなと思っています。大学生また社会人、同じように試合が延期になったり中止になったりということで、大変な年だったと思います。

ひょっとしたらドラフトがないんじゃないかという、そういう心配をなさっていたんじゃないかというふうに思ってます。
みんな辛い思いをしてましたけれども、球団もスカウトも非常に不安な1年だったと思います。皆さん方の成長をなかなか実際に見ることができないので、そういう不安もありました。一生懸命いろいろ情報を集めながら、その中で皆さん方を選びました。

そして10月26日、リモートのドラフト会議がございましたけれども、皆さん方といいご縁を結ぶことができました。本当にありがたいと思っております。そして、この9人の選手たち、これから中日ドラゴンズの将来を背負って立っていただく選手たちになるというふうに思っています。

これからも皆さん方の暖かい応援と見守りと、そしてたまには叱咤していただいて、励ましていただきますことをお願いいたしまして球団としてのご挨拶とします。本当に今日はありがとうございました。